日記 

昨日は五山の送り火
例年のように大文字と妙法の法の字だけをみました。
少し、何かのショーのように感じるこの頃の送り火ですが
やはり亡くなった人への思いが新たにつのります。
お盆の間、お仏壇には蓮の花を供え、
大きな蓮の葉の上に野菜や果物をのせてお供えします。
そして、送り火のともる16日の朝には、蓮の入ったお花も、
蓮の葉のお盛ものも普段のお花とお供えに取り替えます。

今朝は蒸し暑いながらも、少し日の翳った昨日までとは違う一日。
さすが送り火の後でしょうか。

午後八時の点火し始めにポツポツとついた灯りが五分を過ぎた頃から勢いを増し
堂々とした大の字に変化していきます。
灯りの写真を見ていたら
今年の春の東京旅行の際の
六本木ヒルズからの東京タワーの写真を思い出しました。

いいかげんにとった一枚だけど(大もですが)
都会の中の夜と明かりの対比がいくらかわかるようです。
キッチュなだけだった東京タワーが
リリーさんのおかげで別の意味を持ち、とても愛しく思えてきて
人のものへの思いも色々と変わっていくものなのだと教えられました。