<真心がダイレクトボールで飛んできてぼくの心の網を揺らした。心と心が通じ合った手応えにぼくは胸をふるわせていた。〜>
<半ば、確信犯的にキューバの社会に癒されるつもりでやってきた。だが、そのもくろみは外れそうだ。日本の自由競争は、機会の平等であり、結果の不平等だろう。キューバ社会主義は結果が平等になることを目指していて、機会は不平等といえるのかもしれない。>
オードリーの若林さんのキューバ紀行。初めて読む若林さんの本。というより、友人に勧められるまで、彼が本を書いている事さえ知らなかったのですが。巧みで、自分の枠を超えないような距離感に感心。
丁度少し前、TVの番組で、料理家の土井善晴さんが野村周平さんとキューバに一週間ほど住むというのを見てその映像が、理解の助けにもなり、つながりを感じる。見ているようで見ていない、ゲバラや、カストロの映画を少しづつ見てみようと思った。