菓子・茶房  チェカ

岡崎公園、動物園の北の道を、「権太呂」を越えて少し東に行くと「菓子・茶房 チェカ」がある。面に立つと、甘い美味しい匂いが漂ってきて、ドアを開ける前に、知らず知らず微笑んでしまいます。中に入ると左に大きな厨房、目の前にケーキケースが飛び込んできます。大きな厨房に小さなケースです。レトロなラベルの小ぶりのサイダーもお行儀よく並んでいます。その横の棚には、焼き菓子や、ギフト用の品々がとても丁寧に素敵にレイアウトされていて、眺めているだけで満足してしまうのです。らせん階段を上がると二階にはカフェがあります。もちろん、ケースのケーキがいただける。踊り場の照明にタペストリーも、採光とマッチして美しい。雑誌のラックの灯りもさりげない自己主張。通りに面したカウンターと、大きなテーブル、そして、靴を脱いであがる畳の席と、三者三様。
     
                   

ストロベリーのタルトに珈琲、プリンに珈琲が、私たちの頼んだ品。しばらく順番を待ったかいのある、ほんとうに優しいとろけるような美味しさ。シュークリームは注文を聞いてから詰められるとのこと。帰りに友人も頼んでいたが、ひっきりなしに訪れるお客さんもシュークリームお目当ての方も多かったのです。
久しぶりの友人とのお話しは、なかなかに核心に踏み込んだものだったのですが、このカフェの光をたっぷり取り込んだ明るい静謐な雰囲気がその会話を重くし過ぎずに済ませてくれたような気がします。次は、畳でお抹茶でもいただきたいな。いや、でも、やっぱり、ケーキに珈琲も捨てがたい。

          地図 : 菓子・茶房 チェカ (cheka) - 東山/ケーキ [食べログ]