芝居道

タイトルの前に『撃ちてしやまむ』なる標語が映し出されびっくりするが、1944作ということか。その後は戦意を高揚させる要素や時代を反映するものは、極力遠くに配置されていた。芸に胡坐をかく長谷川一夫の目を覚まさせようと古川緑波の座長が、娘浄瑠璃山田五十鈴も遠ざけ、東京へと追いやる。