女と三悪人

井上梅治監督の時代劇「女と三悪人」(1962)。女は山本富士子三悪人は、市川雷蔵勝新太郎大木実。舞台は泥棒横丁と呼ばれる両国の一画。雑多で猥雑でワクワクする大規模なオープンセット。一触即発の空気が漂っている中、きっぷのいい連中の動きが小気味いい。役柄によってはうなづけない山本富士子、これは美しく魅力的。雷蔵の粋さも勝新の目力も大木の男気も生きている。
女と三悪人 [VHS]

女と三悪人 [VHS]