映画 踊る大紐育

踊る大紐育 [DVD]

１９４９年のアメリカ映画。タイトルどおり、歌って踊るミュージカル。
監督がジーンケリー。バーンスタインが音楽。出演はフランクシナトラ、ジーンケリー、アンミラーなど。
自分のフランクシナトラといえば、マイウェイを歌い上げる大歌手であり
大好きなサミー・デービス・ジュニアやディーン・マーチンの親分としての存在だった。（「ゴッド・ファーザー｣の中で、ドンに泣きつく歌手のモデルでもあったということはつい最近まで知らなかったし。）その彼が、動く動く。ジーンケリーにごして歌って踊って演じている。人に歴史ありか。
映画は、期待(ほとんど真っ白な状態で見ました）以上に面白かった。
冒頭の「ニューヨーク・ニューヨーク」を歌いながらのＮＹの街を紹介するシーンは圧倒的。歴史博物館のシーンも、屋上のシーンも。山田花子ちゃんみたいにぶさいくな女の子の役で登場する、主役の一人のルームメート役の女優さんも、最後にはほろりとさせてくれるし、ノーテンキなだけのミュージカルでは決してなかった。後の、「ウェストサイド・ストーリー」を髣髴とさせるシーンもあり、これはそうなのか？と確認したいところ。
とにかく楽しくて、ほんの少し物悲しくなるエンターテイメント。