本 ふしぎなお金

ふしぎなお金 (こどもの哲学 大人の絵本)

ふしぎなお金 (こどもの哲学 大人の絵本)

ゆっくり読んでも15分ぐらい、急いで読むと10分もかからないぐらいの(急ぐ理由もないのですが)絵と短い文章で綴られた本です。検索してみると「近頃赤瀬川先生は脱力しすぎでこれで1200円で売れるのだろうか、自分は買うけど(書き下ろしシリーズで他にも出るそうな)。」というような感想を書いておられる方がいたけど、なるほど、と思いつつ(自分は図書館で借りたのだった)、読むのは15分だけど、考えだしたら、何年も何十年もかかるなあという類のものだった。
Ⅰ財布と拳銃・・お金は拳銃みたいな武器だというお話。 Ⅱ現金は血液・・お金は血のように体の奥に大切にされている。見えるとあわてる。 Ⅲお金の祖先・・お金はいかにして生まれて現代にいきているか。 Ⅳニナの手形・・飼い犬のニナが手形の仕組みとは何かを、ソーセージのお預けを通して教えてくれる。 Ⅴ悪化は良貨を駆逐する・・とはこんなことだったのか、ということをわかりやすく。 えらく乱暴で思いつきのような要約(?)です。
お金は大切なものだけど、どのように大切にするかが大切なのだよ、と、言われているのだろうか。