p1 *[VHS] *[ふや町映画タウン] 浪華悲歌

浪華悲歌 [DVD]

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冒頭、山田五十鈴が電話交換手という普通の堅気!のOLとして登場し、そのことの珍しさに驚く。父子家庭の長女として、父を家族を家計をも、堅気のOLとして(繰り返してしまう。。)支えているのです。その後の彼女の境遇はなかなかのスピードで変遷してはいくのですが。
また、最後のシーンでは「不良少女という病気や。」と行きずりの医者と路上で言葉を交わすのですが、<少女ではなかろう。。。>とそんなところに心の中で突っ込みながらも『不良少女という病気』と言う形容に考え込んでしまいました。不良少女は病気なのか。。。病気と考えたら理解が深まるのか。。。などと。

途中、文楽座?にて人形浄瑠璃を観劇する場面も登場し、ここで鍵になるエピソードも登場するのですが、満員の客席、舞台に見入る観客など、当時は、文楽が市民の生活に今よりもずっと密着していたことに新鮮な思いがしたのです。

映画は、ところどころ、突っ込みをいれてしまったが、大変面白かった。