土曜の夜と日曜の朝

アルバート・フィーニー、若き頃のイギリス映画。仕事の腕はめっぽういい旋盤工ながら、決して境遇には満足していない若者。人妻とつきあったり、職場で子どもっぽいいたずらをしたりと憂さを晴らしながら、家には給料を入れ、スーツをバリッと来て酒場遊びに出かける。反抗的で攻撃的だけれど、エネルギーあふれるどこか憎めない魅力を振りまく。見逃さなくてよかった。アラン・シリトー原作。